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令和5年 厚生委員会 本文 2023-02-13
令和5年 厚生委員会 名簿 2023-02-13

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  1. 静岡市議会 2023-02-13
    令和5年 厚生委員会 本文 2023-02-13


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯加藤委員長 ただいまから厚生委員会を開きます。      ────────────────────────────── 2 ◯加藤委員長 今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第8号令和4年度静岡市一般会計補正予算(第8号)中所管分をはじめとする議案9件であります。  審査に先立ち、委員皆さん説明員皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  次に、委員会での質疑の在り方についてです。  案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めていただくようお願いいたします。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で、要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いいたします。      ────────────────────────────── 3 ◯加藤委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第8号中所管分、第10号、第13号、第16号、第17号、第19号から第21号まで及び第29号の9件を一括議題といたします。  議案審査の順序としましては、当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、当局説明をお願いします。             〔当局説明〕 4 ◯加藤委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案書の番号、ページ数項目等を述べていただくようお願いいたします。  それでは、質疑がありましたらどうぞ。 5 ◯鈴木委員 それでは、幾つか質問させていただきたいと思います。
     まず、子ども未来局関連についてお伺いいたします。  資料-1の16ページです。  5段目の私立こども園保育所等子ども安全対策強化事業費助成の関連ですけども、この件は令和3年、4年と事故があって、これを受けた形で国から送迎バスへの安全装置装備義務化に関するガイドラインにより説明が、指導もあったと伺っている中で、この安全装置の装備に関する補助内容、設置に向けたスケジュールについて、まずはお聞かせいただきたいと思います。 6 ◯浅場幼保支援課長 今、委員からありましたように、昨年10月になりますけど、国が策定しましたこどもバス送迎安全徹底プランの一環として義務づけされたものです。  補助内容です。具体的なものになりますけど、まず、国において示されましたガイドラインがございます。こちらに適合するブザーの装置もしくは光学センサー装置などの設置に係る部材、それから設置工費などが補助対象となります。  対象施設につきましては、資料に記載のとおり、送迎バスを保有しています市内の認定こども園など29施設、66台を想定してございます。  助成ですけれども、1台当たり18万円としてございます。補助率につきましては、工費が10分の10という立てつけになっておりますが、実は先般、1月27日に国が最終的な措置としまして1台当たり17万5,000円ということを発表してございます。ですので、額につきましては、今回、国基準に合わせていきたいと考えてございます。  あと、スケジュールにつきましては、国が今、要綱をつくっている最中ですので、これを受けて予算成立後に要綱を設けまして、順次、受付することを考えてございます。ただ、期間が残り短いこと、それから現在、公表されているのが、1月27日に第1弾が発表されて、7日に追加されていますが、4社のみということで、部材の供給も不明確なところがございますので、本格的には年度明けからスタートするものと考えてございます。 7 ◯鈴木委員 続いて、今の助成内容の2)と3)のところをちょっと詳しく、登園管理システム導入支援、そして子供の見守りタグの導入支援ということで、どの程度の導入が見込まれているのか、教えてください。 8 ◯浅場幼保支援課長 登降園管理システム、それと子供の見守りICタグにつきましては、今回、同時に助成ということになります。  見込みとしましては、今回、補助当たりまして、各施設に私どもでアンケートを行いました。こちらの見込みとしましては、アンケートの結果として、まず登降園管理システムについての導入意向を確認したところ、希望する、もしくは前向きに検討するという回答をしている施設は63施設。それから、ICタグ導入につきまして、希望もしくは前向きに検討すると回答している施設は48施設でした。 9 ◯鈴木委員 大体分かりました。  次に、17ページ、下から3段目の妊産婦新型コロナウイルス感染症対策事業について、ちょっと教えていただきたいんですが、今、静岡県で実施している無症状の県民を対象にした新型コロナ無料検査というのがあるわけですけど、それとこの事業との違いはどのようなものか、お聞かせいただきたいと思います。 10 ◯萩原子ども家庭課長 県の無料検査と本事業検査との違いについての御質問でございますが、県が実施いたします新型コロナ無料検査は、感染状況が拡大している傾向にあるときに、県知事の要請において実施するものでありまして、これにより感染拡大防止や県民の日常生活における感染に対する不安解消を目的とした事業になります。ですので、県の事業については通年で常時開設されているわけではありませんが、症状がない方で希望する方がいれば皆さん受けられるというものとなっております。  一方、妊産婦新型コロナウイルス感染症対策事業における検査は、感染拡大傾向の有無にかかわらず、分娩2週間前に妊婦の方が出産に対する強い不安があったり、もしくは基礎疾患があることで不安を抱いている場合に検査を実施するもので、通年で検査が実施できるような体制を整えております。  ですので、こちらの事業についてはあくまで妊婦不安解消を目的としておりますので、妊婦の方全員に積極的に検査を受けていただこうというような趣旨の事業ではありません。ですので、予算につきましても、過去の実績から妊婦の方の約2割が受検するだろうということで、予算の計上をしているところでございます。 11 ◯鈴木委員 それでは次に、保健福祉長寿局関連でお聞かせいただきたいと思います。  先ほどもちょっと質問したわけですけど、障害福祉の関連で、子供安全対策強化事業費助成です。子ども未来局と同様に安全対策強化事業費助成を実施するということですけど、民間障害児通所支援事業所はどの程度の導入が見込まれているのか、教えていただきたいと思います。 12 ◯望月障害福祉企画課長 導入見込みですけども、送迎用バス安全装置導入支援につきましては、児童発達支援事業所及び放課後等デイサービス事業所全187施設中、対象となる3列以上のシートがある車両を有している施設が151施設で、そのうち267台を対象とさせていただきます。また、登園管理システム導入支援については、63施設中49施設子供の見守りタグの導入支援につきましては、63施設中56施設となっております。 13 ◯鈴木委員 次に、14ページになります。  水道事業会計繰出金についてちょっと伺いたいと思うんですけれども、この事業費が3億2,438万4,000円から1億2,000万円を減額するということなんですが、減額内容とその理由を教えていただきたいと思います。 14 ◯稲葉市立病院公営企業担当課長 まず、本事業の位置づけでございますけれども、今回の台風15号による水道施設の被災を受けまして、上下水道局が断水となった水道契約者対象に、昨年10月使用分請求額から基本料金1か月分、最大で20立米分水道料金減額することといたしました。  本事業は、この水道料金減額に対し、一般会計から水道事業会計補助をするものでございます。  その上で、減額補正内容についてでありますが、断水エリア水道契約者に対する水道料金減額の総額が、令和4年9月追加補正で議決をいただきました時点の想定金額を下回る見込みであるため、今回、水道料金減額に対する補助金減額補正をお願いするものでございます。  次に、減額補正となった主な要因についてでございますが、減額対象使用水量が想定の20立米に対して、実際には約13立米であったということでございます。上下水道局は1件当たり一月分の使用水量令和3年度実績の平均値から20立米というふうに設定いたしました。しかしながら、実際には約7割の方の昨年10月分の使用水量が20立米を下回ったことに加えまして、最大で20立米分水道料金減額するという上限を設定しましたことから、減額対象使用水量平均値が下がり、結果として約13立米にとどまったと。これが主たる要因でございます。 15 ◯鈴木委員 よく理解できました。  続いて、30ページのところで、ちょっと疑問がありまして、教えていただきたいんですが、一番上の衛生費簡易水道費の件です。飲料水供給施設等整備費補助金で、2,392万2,000円から2,471万7,000円に増額ということですよね、これ。増額となった理由を教えていただきたいと思います。 16 ◯稲葉市立病院公営企業担当課長 増額となった理由についてでございますが、台風15号発災直後の時点で、令和4年度内に本復旧工事が完了しない見込み事業についての補助金額等は4件分の2,392万2,000円分でございました。しかし、その後、水道関係資機材の不安定な供給状態が継続したことから、必要な資機材納入スケジュールが遅延しておりまして、令和4年度内に補助対象事業が完了しない見込み施設が1件増加したことから、繰越明許費を79万5,000円増額し、2,471万7,000円に変更させていただいた次第でございます。 17 ◯鈴木委員 次に、今、御報告いただいたことの今後のスケジュールなんですけど、台風15号により断水した飲料水供給施設復旧状況と併せてお願いします。 18 ◯稲葉市立病院公営企業担当課長 復旧状況等についてでございます。  台風15号により断水し、補助金交付を要望された組合は15団体でございますが、被災後、速やかに応急復旧がなされ、現状では飲料水は確保されている状況でございます。本格的な復旧工事の進捗につきましては、1月末現在で15施設中5施設の本復旧工事が完了しております。残りの10施設中5施設については、令和4年度内に完了する予定でございまして、残りの5施設は本年中に完了する予定でございます。 19 ◯井上委員 それでは、私から2点、お聞きしたいと思います。  まず、資料-1の13ページ、下から3段目に、がん患者支援事業費助成がございます。この件で、私の勉強不足もありますので、まず確認の意味で、先日、ちょっとお話を伺った後、冊子も頂いたんですが、改めましてこの事業の概要を説明していただきたいと思います。  それと令和3年度の利用実績、それから令和4年度はどんなふうに利用を見込めるのか、その辺も併せてお答え願いたいと思います。 20 ◯鈴木保健衛生医療課長 まず、事業の概要についてでございます。  こちらの事業は、大きく3つ制度がございます。まず1つ目は、がん患者の身体的・精神的な負担や社会生活上の不安を和らげるためのウィッグ乳房補整具などの購入費助成する事業がございます。2つ目ですけれども、介護保険対象とならない40歳未満の方が住み慣れた自宅で暮らし続けるための訪問介護サービス医療福祉用具購入費助成する在宅療養生活支援費補助事業。それから3つ目でございますが、抗がん剤とか放射線治療により生殖機能が低下する可能性のある方に対して精子とか卵子の凍結保存の費用に関する補助ということで、生殖機能温存治療費補助金がございます。  この3つの令和3年度の利用実績令和4年度の見込みでございますが、補整具購入費補助金は、令和3年度367件に対しまして、令和4年度361件を見込んでおります。在宅療養生活支援費補助金ですけれども、令和3年度24件に対し、令和4年度30件を見込んでおりまして、生殖機能温存治療費補助金は、令和3年度1件に対しまして、令和4年度5件を見込んでおります。  このように、申請件数についてはそれほど大きな伸びをしているわけではございませんけれども、補整具購入費補助金のうち、ウィッグ補助金交付1件当たり平均額が、令和3年度2万5,000円でございましたが、令和4年度につきましては2万7,000円ということで、2,000円ほど上がっております。また、生殖機能温存治療費補助金についてでございますけれども、こちらの単価は比較的高いものでございますので、そういったものが今回、増額になる要因になっております。 21 ◯井上委員 思ったより利用が少ないのかなという感じがしますが、これ多分、今日ここにいる皆さんの身内には必ずといっていいくらいがん患者がおられることと思います。我が家もそうですけど、やっぱりがんだと言われた人は、生死のことを、生きるか死ぬかということを考えることと、治るか治らないかということを考える。その2つを考えて、家族みんな本当につらくなる雰囲気がたくさん出てくるんですけど、こういう事業というのは本当に大事な事業で、地道ですが、ぜひ頑張ってやってもらいたいなと思っております。  それで、利用しているがん患者の方からどうしてほしい、こうしてほしいとかいろいろな御意見があるかと思いますが、どんなことを言っているんでしょうか、分かりましたら教えてください。 22 ◯鈴木保健衛生医療課長 今年度から始めましたこの補助事業アンケート調査がございます。その中では、治療に大変な出費があったということで、ウィッグの購入を諦めていたけれども、助成金のおかげで購入できたでありますとか、前向きな気持ちで外出とか仕事復帰ができたというような御意見をいただいております。  一方で、申請から振込までの期間がちょっと長くなってしまっておりますので、そちらにつきましては、今後も事務手続の改善に努めまして、がん患者やその家族に寄り添った事業としてまいりたいと思います。 23 ◯井上委員 先ほど申し上げましたように、がんを発症しますと、治るか治らないかという問題が一番、5年たてば大体治った感じに値する、しないという判断がドクターから出るかと思います。その辺の、がん患者希望を持って治療に臨めるような状態に、行政としてしっかり支援をしていくことが大事だと思いますが、この補助事業以外では、市ではどのようながん患者向け支援をしているのか、また、今後どのように対応していくと喜ばれるのか、その辺の考えを教えてもらえますか。 24 ◯鈴木保健衛生医療課長 委員が言われたように、患者希望を持って治療に臨めるように、いろんな事業を展開していきたいところでございます。まずはどんな支援があるのかを皆様に知っていただきたいというのが一番でございます。  その中で、令和3年度に私たちのほうで、「しずおかし がんガイドブック」という、委員の皆様もお手に取られた方がいらっしゃるかと思いますが、こういったものを発行しております。この中には、がんに関する様々な相談に応じるがん相談支援センターなどの相談先であるとか、助成金や手当といった各種支援事業、それから同じ経験を持つ方同士が集まって相談をしていただくようなものもございます。こういったものを1冊の冊子にしておりまして、大変好評をいただいております。これが発行されたときに新聞記事にもされたこともありまして、患者御本人からこういった冊子が欲しいというようなこともございました。  それから、来年度に向けて2つ新しい事業がございますので、説明させていただきたいと思います。まず、1つ目は、当事者同士交流会の開催でございます。医療機関などでは相談しづらい悩みとか、それから、いろんながんの種類がございますので、そういった患者さんが集まって気軽に相談できる交流会を開催したいと思っております。2つ目は、治療と仕事の両立についてでございます。この両立のセミナーというものを、事業所の人事とか労務担当者などを対象に行っていきたいと考えております。その中では、休暇制度とか相談体制を整備することを促すようなセミナーにしたいと考えております。これらの事業を通じまして、がん患者の方が希望を持って治療に臨めるように引き続き支援していきたいと思います。 25 ◯井上委員 ぜひ頑張って前向きに事業を進めてください。  次に、2つ目の質問になります。  議案書2)の141ページです。  先ほど、清水病院の追徴税のことは申し訳ないということで、お話を伺いましたが、あまり質問したくない内容でございますが、私から伺います。昨年、支給された期末勤勉手当等源泉所得税について、税務署へ納付するのが遅くなってしまったと、それで追徴というような格好で請求されたということであります。先ほど、申し訳なかったということでありましたが、今回の事案をどのように受け止めているのか、お話し願えますか。 26 ◯大石病院総務課長 先ほど、事務局長からも話がありました。今回、事務処理上のミスということで、結果として清水病院病院事業会計に損失を与えてしまったということを深く反省しております。今後は、このようなことが二度と起きないように、しっかりと再発防止に努めていきたいと思っています。  本当に申し訳ありませんでした。 27 ◯井上委員 いろいろ伺っていますと、普通、個人の税金の納付が遅くなると催促が来て、払ってくださいよということになるんですけど、この税は届けを出すので、遅れるとお金がかかるというルールですので、そうですかと言うしかないんですけど、今、お話があったように、二度と起こさないという簡単な言葉なんですが、人間ですので、再発というのは可能性が高い、やっぱり人間はミスをする動物でありますので。その辺、どんなふうな対策をしていくのか。ある程度考えをお持ちなのか、対策を講じるという手法なり何なり、考えがありましたらお教え願えますか。 28 ◯大石病院総務課長 今回の事案の一番の原因というのが、所得税に対する延滞税という認識、根拠法令に対する認識不足があったということで、まずは、今後、どの職員でも分かりやすいマニュアルに刷新するということで、今、それはもう終わっているんですけども、その中に今回のような根拠法令をしっかりうたっていこうと、組織としてしっかりしたリスクチェックができるような形を取っていきたいと思っています。  それと、こういうチェックとかでは、やはり漏れというか、ミスが発生する可能性があります。今回の所得税の支払いというのは、一般の支払いの処理と違って複雑なものになっております。給与の支払いのときに、正規職員であったり会計年度任用職員であったり、それぞれの伝票を切って一旦、預り金の中に入れて、翌月に一括で税務署に払うという処理を取っています。6月、12月に関しては、期末勤勉手当を本来、併せて払う、そこが漏れてしまったと。出して入れて出して、そういったような処理をしているんですけども、そこをもっと効率的にやろうということで、税務署とも相談して、実際に給与を支払うときに直接、税務署に払うということで考えています。  こういったことを行うことによって、今後、こういったことが一切起こらないようにしていきたいと思っています。  この件に関しては、2月の支払いから行っていきたいと思っております。 29 ◯井上委員 最後の質問になります。  こういうことはあまり追及したくないんですけど、高額な延滞税がかかるということで、当然、税金からのお金でありますので、本来、かからなくて済むものがかかるということになりますと、この責任は誰が取るのかという、市民からも、今日、ここにいる委員、議員からも、この解決はどうしていくのかと、職員個人の賠償責任とか、あるいはトップの責任とか、そういうものが必ず追及されていくと考えられます。その辺、まだ決定に及んでいないかもしれませんが、考え方だけお聞かせ願えますか。 30 ◯大石病院総務課長 職員の賠償責任については、今回、関わった職員が過去にどういった業務をやってきたか、携わってきたか、その当時の職員の職責であったり、権限、あと、ほかのいろんな業務があると思います。その業務量であったり、業務内容、そういったことを踏まえて、その時点で職員の事務処理にどのような問題があったかといったところを検証する必要があると考えています。こういった情報を総務局と共有しながら検証を進めて、あとは他の自治体であったり、静岡市の過去の事案などを参考にしながら、総合的に判断していきたいと考えています。 31 ◯白鳥委員 それでは、私からも幾つか質問させていただきます。  まずは、資料-1の16ページ、先ほども質問がありました送迎バスへの安全装置装備義務化に対応するための予算についてお伺いしていきます。  言うまでもなく、牧之原市での深刻な死亡事故、その前には福岡でも同じような事故があって、度重なる事故の中で、国も通達という形にとどまっていたのを、いよいよ具体的な対応をしていかなければいけないということで、国の方針として出されたのが今回の安全装置の問題であります。  この義務化という言葉、1年間の猶予があるということですけれども、今年も夏を迎えるということで、先ほど、希望する施設の数字が出されましたけれども、今後、施設への周知といいますか、義務化への努力といいますか、そういうことについての対応を、現状を踏まえ、どんなふうに進めていくのかということが1点あります。  それから、スケジュールの中で、具体的な装備品については、全国で4万を超える数が必要であると言われている中で、先ほど、4社ということでありました。その辺の対応が、目安として6月ということも言われていますけれども、可能なのかどうなのか。現状、どんなふうに、そういった資材の確保について捉えているのかなと。その辺のことについて、まとめて幼保支援課でお答えいただけたらと思います。 32 ◯浅場幼保支援課長 今、委員からございましたけれども、1月27日にまず第1弾が見られて、それから2月7日に1社増えているということで、これから順次、増えてくるというふうには考えております。ただ、今、出ているメーカー自体が結構、ネットであったりですとか、あとは全国的なシェアがあるところではない部分がありますので、先ほどちょっと答弁しましたけど、我々もこれから部品の供給だとか、どこが取引先になるのか、もしくは、例えば車を持っているところですと、割とトヨタ系が多かったりはするんですけど、どこで受けてくれるのかというところについて、情報収集しながらということになります。ただ、4月1日ですけど、1年間猶予がございますし、あと大手ですとか、そういうところが出てくる可能性もございますので、順次、また情報を入れながら、各園にも流していくということになります。  金額的には、ブザーですと5万円台から7万円台で、価格的に似たようなところございます。工賃を入れても10万円前後くらいということですので、あとは各園がどれだけ入れていくかというところになります。私どもとしましては、できるだけ私どもに入っている情報を各園に流しながら促していくということになろうかと思います。 33 ◯白鳥委員 安全対策ということで捉えますと、その後、裾野市では児童への虐待というような話もありましたけれども、総じて言えるのが、ちょっと幅が広がりますけれども、保育士が不足していることも大きな原因なのかなとは思っています。多忙化というのも一つ影響していて、こういった装置を使うということについても、また新たな負担になるという懸念を持っている保育園もあったりするということもあります。保育士の不足と事故発生との関係について、市としてはどんなふうに捉えているのか、確認事項として聞いておきたいと思います。 34 ◯浅場幼保支援課長 事故そのものと保育士の配置の関係ということになりますと、よく言われる部分としては、園の運営、それから保育士の日勤ですとか、そういったところの忙しさも踏まえた上で、この体制が甘いじゃないかということもよく報道等されていますけれども、私どもは、この件に関しまして、国、県から言われまして、昨年度、バスを持っているところに立入検査をしております。  聞かれたのが、今回のバスの安全装置につきましては、やはり各園ではどちらかというと補助的ということで、皆さんが基本的に意識して園児を確認するということについて強くおっしゃっています。当然ながら、来た園児、降りた園児を確認するのが当たり前であると。  この装置というのは、全体的に言いますと、それを補完する、今回の牧之原市の件でいいますと、幾つものところを通過してしまったということですけど、それを補完するものではあるんですが、やはり人の目、これはもう日常でやっているとおっしゃっている園がほとんどでした。  ということで、仕事というよりも、基本的には、これは実務ということで考えていると伺っております。ちょっと質問の趣旨とは違うかもしれませんけど、こういう感想をいただいております。 35 ◯白鳥委員 あとは意見・要望で言わせていただきます。  次に、その2段下の児童福祉施設災害復旧事業についてです。  約7,600万円を補正で上げていたものを減額して、4月以降の当初予算にというふうなお話でありましたが、現状、それぞれの施設はどんなふうになっているのかということと、4月以降の復旧へのスケジュールを教えていただければと思います。 36 ◯小倉こども課長 まず、1点目でございますが、今回、被災のあった園は服織こども園と高部こども園です。両方とも被災後、直ちに消毒の応急処置をいたしまして、服織こども園においては、乳児を預かっていることから、畳の張り替えをしております。その後、床等に注意しつつ、点検等を行っておりますけれども、現状、その時点からおおむね変化はございません。ただし、これが数年にわたりますと、床の反り、あるいは壁の断熱材が水を思い切り吸ってしまっているものですから、それによるカビなどの健康被害が想定されます。現時点において、10月にいろいろ調査をいたしました結果からほぼ変わっていない状況です。  それから、工事のスケジュールについて御説明いたします。先ほど説明したとおり、今回、国の査定が5月になったことから、債務負担行為に付け加えるといった対応をせざるを得なくなりました。11月議会の厚生委員会でも御説明したとおり、当初は、1月に契約して、8月に完了予定と説明させていただきました。しかしながら、今回、付け替えたことによりまして、契約締結の予定が3月と、おおむね2か月ほどずれ込む形となっております。しかしながら、今、園の具体的な行事等が把握できていまして、工事全体の工程を再度、見直しました。当該工事につきましては、園児を受入れながら、安全に留意しながら進めなければならないものなんですけれども、その中で、再度、工事の過程を見直したところ、予定どおり8月の完了が見込めるような工程を組むことができましたので、今回、予算を付け替えたことによる支障はないと考えております。 37 ◯白鳥委員 分かりました。  次に、46ページに行きます。  井川診療所の医師確保についてお伺いしたいと思います。  先日も、個別に聞かせていただいているわけですけれども、改めて委員会の中で、現状、どんな具合で進んでいるのかということについてお話しいただければと思います。 38 ◯酒井保険年金管理課長 井川診療所の医師確保について、現状、どのような状況になっているのかということでございますけれども、井川診療所で現在、勤務している医師が令和5年3月31日をもって退職することとなったため、昨年の夏頃から民間事業者への医師あっせん依頼等、医師確保に努めてまいりました。しかし、結果的に、民間事業者からは12月になっても候補者が挙がってきませんでした。そこで、井川診療所に代診医として勤務していただいた公的医療機関の医師のうち、清水病院の医師に病院総務課を通じて声をかけさせていただきましたところ、前向きに検討していただくことができました。現在、当該医師に、清水病院との兼務により井川診療所医師に就任していただく人事異動を行う方向で、医師本人や関係課と調整しているところでございます。 39 ◯白鳥委員 この井川診療所につきましては、井川の医療あるいは介護の拠点として重要な施設になっているということであります。そういう意味では、無医村になってしまうことはあってはならないと思いますので、今のお話を聞いて若干、安心いたしました。  その上で、4月以降の診療体制について、どんなふうに進めているのかということについて聞かせていただきたいのと、地域の人たちは、3月で医師がいなくなってしまうということについては分かっているんですが、新しい体制がどうなるのかというのがなかなか伝わっていないということがありますので、その辺の周知についてはどんなふうに進めていくのか、その辺のところについてお聞かせください。 40 ◯酒井保険年金管理課長 4月以降の診療体制はどのようになるのか、それから地域住民に周知する予定はあるのかということについてでございますが、医師本人や関係課と調整中ですが、令和5年度については、当該医師が清水病院で担っている業務や希望等を考慮し、毎週火・水・木曜日に井川診療所、月・金曜日に清水病院で診療等に当たっていただく予定です。月・金曜日については、医師と常時、連絡の取れる体制を取り、医師の指示の下で看護師が対応することとし、休診とはいたしません。  医師が交代し、診療体制も変わりますが、関係課との調整が済み次第、地域住民には回覧板等でお知らせする予定であり、これまでと同様、地域に根づいた医療に取り組んでまいる所存でございます。 41 ◯白鳥委員 分かりました。  次に、議案書2)の141ページ、先ほど、井上委員から出ました、私も触れたくないなと思っている内容ではありますけれども、これも若干触れなければいけないということで、質問させていただきます。  なぜこういうことが起こったのかということなんですね。通常はどんなふうに進められていて、今回についてはどこがどういうふうになってこういうミスが起こったのかというところについて、先ほども説明した話だと思いますけど、もう一度、改めてきちっと流れを説明していただけたらと思います。 42 ◯大石病院総務課長 今回の件ですけれども、1つは、先ほど説明させていただいた、法令の認識が不足していたというのもあるんですけれども、事務に関しては粛々と行っていた部分があります。その事務手続について、引継ぎが徹底されていなかったというのも1つあります。4月、5月、6月と通常どおり21日の給与の分の所得税を支払っていた。ただ、6月に関しては、21日の支払いが終わった後、30日にもう1回それがあって、当時、職員は払うということの認識がなく、周りもそれに気づかなかったというところがあります。  今回、再発防止策としては、今まで出して、受けて、また出すという2段階、3段階を踏んでいたということがあるものですから、1回の支払いで完結できるように、書類上もチェックできるような体制を整えていきたいと思っております。 43 ◯白鳥委員 21日に頂いて、それで30日ということなんですが、その職員も期末勤勉手当を受け取っているわけですよね。職務としての仕事をそれに関係して行わなかった、行うことを見落としてしまったということは、何か腑に落ちないというか、何でそういうことが起こったんだろうという疑問を持たざるを得ないんですね。そこに何があったのかなということを聞かせてもらいたいと思うんですよ。何でそんなことが起こったんだろうと。何か特別なことがあったのかなと。今まではそういうことが何も起こらなかったにもかかわらず、なぜそういうことが起こってしまったのかということについては、そういうことがありましたという説明だけだと腑に落ちないんですが、その辺のところについて、何か追及するような話で申し訳ないんですけども、もう少し、何でそういうことが起こってしまったのかと今、検証しているのか、お聞かせください。 44 ◯大石病院総務課長 委員がおっしゃるとおりなんですけども、先ほどから申し上げているように、所得税の認識不足があって、そもそも給与の分を払うという処理はやっていたんですけども、6月30日の期末勤勉手当の所得税を払うという認識が当時、なかったと。その後、12月の賞与を払う際に前年度と比較したときに、前年度はそれを払っていたと、そこで初めて気づいた、6月分について払っていなかったというのが発覚しまして、そこで実際に支払ったというのが事実でございます。 45 ◯白鳥委員 非常にお粗末なことだなと、改めて今、感じましたということだけ言います。 46 ◯稲葉委員 まず、子どもの安全対策強化事業費助成で、11ページだったり、15ページ、16ページと2つの局にまたがっているところですから、どこかお答えできるところがあればというところなんですけども、1点だけです。  これ、認可外保育施設とかも含めて、対象になっていない園はないですよね、全部対象でいいですよねという確認だけさせていただきたいと思います。 47 ◯浅場幼保支援課長 基本的に、もう政省令が改正されていますが、子供の送迎に使うものに関しては、すべからく義務化になっております。  ただ、義務化の対象外としては、今回、ガイドラインの中で、例えば2列しかシートがないものですとか、一部のところですと常用タイプの3列シートのものがあったりしますが、2列目以降に柵を作って行けないようにして、3列目を振り向いて、いないことが分かるところは対象外になります。あともう1点、今回、対象となるのは、基本的に送迎に使うものになります。園によっては行事用に持っているところもあります。ただ、基本的には、それは対象外ではあるんですけれども、今回の政省令の改正は2つありまして、1つはバスの義務化、それともう1つは、必ず登園の際の乗り降りについて人の目を通す、これが義務化されます。ですので、例えば通園以外の行事のときでも、それを怠ってはいけないというように義務化されますので、そういう意味では、ある程度担保されると考えております。 48 ◯稲葉委員 別の質問に行きます。  13ページの最下段になります。
     静岡病院の運営費助成なんですけども、今、原油価格・物価高騰がありますが、日頃からコロナの対策もされているということで、この辺、大きな影響が出ていると思います。この原油価格・物価高騰の影響に伴う光熱費等の増なんですが、今、具体的にどのような影響が出ているのかというところをまず教えていただけたらと思います。 49 ◯稲葉市立病院公営企業担当課長 具合的な影響についてでございます。  一般的に、病院運営には電力、ガス等のエネルギーが常時、欠かせないものでございまして、事業の性質上、稼働時間を短縮する、あるいは使用量を制限することは困難でございます。静岡病院におきましても、今般の原油価格・物価高騰の影響により、光熱費等に係る負担が増加している状況でございます。具体的には、対前年度同月比で、電気料金は最大で約2.6倍、ガス料金は最大で約1.7倍となっております。 50 ◯稲葉委員 大変大きな価格高騰になっているというところで、経営も大変なのかなと思いました。  もう1つ、市の施設は11月の補正でほぼ光熱費等の助成が入っていたと思うんですけれども、静岡病院への補助がこのタイミングになっている理由等を教えていただけたらと思います。 51 ◯稲葉市立病院公営企業担当課長 このタイミングになった理由でございますが、静岡病院の光熱費等につきましては、市の施設と同様に、適宜、状況を確認しておりました。静岡病院は地方独立行政法人でございますので、その自立性、自主性を尊重いたしまして、11月補正の時点では、令和4年度の法人の収益をもって充てることができるかどうかを検討することとしておりました。今回、コロナ禍で医業収益が伸び悩んでいる状況を確認したことから、設立団体として、光熱費等の増加分につきまして補助をしたいということでございます。 52 ◯寺尾委員 私も聞きたいと思っていたことが大体皆さんから出されたという感じがいたしますが、2~3お聞きします。  子供の安全対策、バスの安全装置の件ですけども、実際、今まで、例えば静岡市内の施設などにおいて、危なかったなと、ひやっとしたなと、事故寸前だったなというようなケースというのは、あったんでしょうか。そういう報告は受けていますでしょうか。あったら聞かせてください。 53 ◯浅場幼保支援課長 いわゆるヒヤリハットということかと思います。先般、私どもが立入検査に入りましたときに、国と県の書面調査がありました。各園から伝わった中では、やはり数件、結局すぐ分かったんですけれども、お子さんを降ろし忘れて、すぐに運転手が気づいて車庫へ見に行ったとか、保護者さんがたまたまドンドンドンと叩いたのを見たということで、すぐ対処できたというようなことは数件あったと聞いてはおります。 54 ◯寺尾委員 分かりました。  次に、12ページの高齢者福祉施設防災改修事業費助成の関係で、非常用自家発電設備の整備について、大変、額が多いなと、別に多くてもいいんですけども、1件当たり500万円ということで、かなり規模が大きくなっております。これは、動かすのに特に資格だとかそういうものが必要になってくることもあるのかなと、あるいは安全面での配慮についてどんなふうに考えておられるのかという、その辺についてお聞かせいただけますか。 55 ◯大畑高齢者福祉課長 設置に当たり、何か安全面の配慮があるかということですが、設置場所につきましては、津波や浸水等の水害や土砂災害等の影響を受けない場所とするよう努めております。整備を希望する施設から設置予定場所を記載した図面を提出していただき、敷地内において災害時に被害を受けにくい最適な場所を設置場所とするよう指導しています。また、設置する基礎の耐震性は担保されているか、急傾斜地の近くに設置する場合は、擁壁等にクラックがないかを点検するよう求めるなど、施設側と十分に協議を行いまして、安全面に配慮しております。  また、資格等の件についてですが、燃料の保管に関する届出、資格取得及び定期的な設備点検の実施など、関係法令に応じて設置者に対し義務づけがございます。それにつきましては、施設を運営する事業者に対しまして、法令に従って適切に行っていただくよう求めてまいります。 56 ◯寺尾委員 もう1つだけお願いします。  46ページの国民健康保険事業会計についてなんですけども、この中で、保険料軽減実績が増加したことによって減額になっているわけですけれども、保険料軽減実績の内容について教えていただけますか。 57 ◯酒井保険年金管理課長 保険料の軽減実績ですけども、保険基盤安定負担金ということで、いわゆる低所得者世帯に対する保険料軽減額について、国から交付金が出るものでございますが、当初予算の段階で、この軽減の額が20億7,300万円程度でございました。この実績が23億3,500万円程度でございます。この伸びた分がいわゆる保険料に跳ね返ってきているということです。また、今年度から始まりました未就学児の均等割保険料の軽減も、当初予算の段階ではまだシステム改修等がなされていなかったものですから、当初予算では反映されていなかったものを、今回、補正で入れさせていただきました。こちらについては、約3,200万円の減額ということで、これらを加味しますと、保険料については大体2億9,300万円の減額ということになります。 58 ◯寺尾委員 今、均等割というお話がありましたが、保険料の軽減の内容ですね。例えば、コロナの関係などがあったのかなという感じもするんですけれども、軽減の内容について、お願いできますか。 59 ◯酒井保険年金管理課長 委員のおっしゃる保険料の軽減については、先ほども少し述べましたが、低所得者世帯に対する法定軽減というものでありまして、これも金額によりまして、7割、5割、2割ということで、それぞれ計算式によって減額、軽減されるものでございます。いわゆるコロナに伴うものは保険料の減免でございまして、軽減とはちょっと違うものです。減免も計算式によって、コロナに伴って収入等が落ちた場合に減免されるものでございまして、これについては公費負担されるものでございます。             〔「軽減実績が増加した理由は」〕 60 ◯酒井保険年金管理課長(続) 例年そうなんですけども、予算上はいつも多めに見ておりますので、それに対して実績が変わってくるということでございますが、また確認してお答えいたします。 61 ◯加藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終了いたします。  次に、要望・意見、討論に移ります。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 62 ◯鈴木委員 自民党は、全ての議案について賛成です。  意見・要望を申し上げます。  まず、先ほどからずっと話が出ている子供たちの送迎バスの件ですけれども、部材の供給体制等、まだ不明確な部分もあると聞いておるんですが、できるだけ円滑に進めていただきたいのと同時に、あくまでも装置は補完機能であるということを認識して、園内での虐待等もあると思いますので、局で徹底した指導をお願いしたいというのが1つです。  そして、次に、新型コロナ感染症の中での妊産婦の方々への対応なんですけれども、やはり妊婦の方というのは、医薬品等の使用制限があったり、自身の健康だけでなく、胎児への影響や出産後のことも懸念されておりますので、特有の不安解消に努めていただくよう、分娩を控えた妊婦が安心して出産に臨める体制の構築に向けて、引き続き頑張っていただきたいというのがあります。  続きまして、先ほど、一番大きな話になっていたところでちょっと気になったことなんですけども、がん患者支援事業費助成の件です。井上委員が身内のこともお話しされたわけですけども、がん患者の精神的な安定を応援していかなければならないという中で、やはり行政としてできることを、交流会の開催、セミナー等も実施されていくということで伺っておるんですが、改めて事務手続の簡素化を含めて、ケアをしていただきたいというのが大きな要望であります。  最後に、清水病院については粛々と進めていっていただきたいと思います。 63 ◯白鳥委員 創生静岡ですけども、議案第8号中所管分、その他8議案については賛成させていただきます。  その上で、意見・要望を言わせていただきます。  安全対策ということで、こども園、保育園、その他、障害施設等々、いろいろと安全対策ということでの補正が組まれています。これについては、デジタル化ということで、いろんな意味で補完的な役割を果たしていただけるんだろうということが明確に分かりました。  しかし一方で、やはり人の目といいますか、人の力といいますか、やっぱり人を扱うということで考えると、それが重要であるという点と、それから保育士さんの負担軽減というのも必要なのかなと思っている中で、こういった危機管理を、特別に見守る、そういう保育士さんの設置なども検討してもいいのかなと思いますので、その辺のところについては考えていただければありがたいと思います。  それから、災害復旧の関係ですけれども、契約を3月に行って、遅れることなく進めていただくということについての内容が示されたことはありがたいと思います。ここで実際に保育を受けている皆さんからしますと、一日も早くという強い思いがありますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。  それから、井川診療所の医師確保についても、本当に苦労されて進めてくださっている中で、見通しが見えてきたのかなということを感じました。やっぱり中山間地の中でも最北端ということで、なかなか人の手も届きにくい中での話ですので、清水病院の医師の方が対応していただけるということについては、大変ありがたいと思います。ぜひ、順調に4月以降の医療体制が組めるようにお願いしておきます。  それから、最後になりますけれども、議案第29号につきましては、うちの会派では反対すべきだという声も上がったぐらい、やはり今回の事務事故については、非常に職員の緊張感が足りないという厳しい声が上がっておりました。その中で、最終的には厚生委員で判断してほしいということでありました。今日、聞いても何となくしっくりこなかったわけですけれども、今後の対応について、ぜひこういうことが二度と起こらないようにしっかりとしていただくということと、処理をしなければならないということがありますので、じくじたる思いでもって賛成させていただいたということを御理解いただきたいと思います。 64 ◯稲葉委員 志政会です。  志政会も議案9件全てに賛成でございます。  要望・意見ですけども、子どもの安全対策強化事業費助成につきましては、二度と痛ましい事故を起こさないための対策ですので、ぜひ進めていただいて、その一方で、現場の皆様への安全意識の再徹底や、現場の実際の声、特に多忙な中で御苦労もあるかと思います。そういった部分にも耳を傾けていただいて、まずは子供たちにとって、そして職員の皆様にとってもよい環境になるように、ぜひ御尽力いただきたいと思います。  質問はしませんでしたけれども、清水病院の関係です。やっぱりヒューマンエラーをどうやってなくすかというところだと思います。機械的にそういうのがはじけるような仕組みができればいいんですけれども、どうしてもヒューマンエラーの潜むお仕事もあろうかと思いますので、ダブルチェック、トリプルチェックでしっかりとやっていただきながら、このお仕事だけじゃなくて、多分いろんな業務にそういう種が潜んでいるんじゃないかなとも思いますので、ぜひ今一度、できれば一つ一つ業務を点検していただきながら、少しでもヒューマンエラーをなくすような取組をお願いしたいと思います。 65 ◯寺尾委員 子供の安全対策についてですけども、答弁にもありましたが、機械設備をつければ安全ということではないと。つまり、人の目が大事だと、人の目でしっかり確認をするということが何より大事であって、機械設備というのはあくまでも補助的なものだという認識でいないといけないと私は思うんですよね。それに頼り切っているということにはならないように。それぞれ、これから各施設に設置していくわけですけれども、設置の際にはそういう趣旨をしっかり周知していただくと。使うのはそれぞれの施設ですから、またその施設における職員が使うわけですからね。ぜひ、そういう趣旨をしっかり周知徹底していっていただくようにお願いしたいと思います。  清水病院の会計処理の問題についても、私も幾つか思っていたので、質問はしなかったんですけれども、今、市の行政の組織などでいろいろ不祥事があったり、いわゆるコンプライアンスの問題などに関わる事柄が少なくない状況もあるわけですね。したがって、今回の病院の問題についても、これを病院の問題だけでなくて、全庁的な課題といいましょうか、そういうのに上げていただいて、全体の教訓にしていくということが必要だと思いますので、そういう点での今後の取扱いをぜひお願いしたいと思っています。 66 ◯加藤委員長 寺尾委員、賛否は。 67 ◯寺尾委員 議案については全て賛成いたします。 68 ◯加藤委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りいたします。  議案第8号中所管分、第10号、第13号、第16号、第17号、第19号から第21号まで及び第29号の9件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 69 ◯加藤委員長 御異議なしと認め、議案第8号中所管分外8件は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案審査を終了します。 70 ◯酒井保険年金管理課長 先ほど、寺尾委員から御質問のありました、国保の保険基盤安定繰入金が当初の見込みより上回ったということでございますが、確認してみたところ、低所得者に対する軽減でございますので、前年中の所得が基準になってございます。近年は、コロナ禍の影響もありまして、その軽減対象の被保険者数が増加傾向にありますので、今回も実績が増加したということでございます。      ────────────────────────────── 71 ◯加藤委員長 以上で、本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして、厚生委員会を散会します。                 午後0時2分散会      ────────────────────────────── 厚生委員長  加藤 博男 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...